批評の哲学

論文出ました+賞とりました🏆|芸術カテゴリーに関する制度説

英語論文を書きました。イギリス美学会発行のオープンアクセスジャーナル『Debates in Aesthetics』18(1)に載っています。 アイデアはおおむね2021年5月に応用哲学会で発表した「駄作を愛でる/傑作を呪う」がベースですが、逆張り鑑賞の話はすっかり削り、…

客観的な批評のひとつのやり方|ノエル・キャロル『批評について』

">ノエル・キャロル『批評について』は、分析美学の事実上のルーツであり、現在ではサブ分野とみなされている「批評の哲学[philosophy of criticism]」の優れた入門書である。 ">この本については、勉強したての頃にすでにレビューを書いたことがあるのだが…

レジュメ|ノエル・キャロル「メディウム・スペシフィシティ」(2019)

ノエル・キャロル「メディウム・スペシフィシティ」(2019)のレジュメ|Carroll, Noël (2019). Medium Specificity. In Noël Carroll, Laura T. Di Summa & Shawn Loht (eds.), The Palgrave Handbook of the Philosophy of Film and Motion Pictures. Spri…

レジュメ|ベリズ・ガウト 「芸術を解釈する:パッチワーク理論」(1993)

ベリズ・ガウト 「芸術を解釈する:パッチワーク理論」(1993)のレジュメ|Gaut, Berys (1993). Interpreting the Arts: The Patchwork Theory. Journal of Aesthetics and Art Criticism, 51(4):597-609.

レジュメ|ノエル・キャロル「芸術鑑賞」(2016)

Carroll, Noël (2016). Art Appreciation. Journal of Aesthetic Education, 50(4):1-14. 美学者ノエル・キャロル[Noel Carroll]による、その名も「芸術鑑賞」という論文。キャロルの鑑賞・批評観が「芸術鑑賞ヒューリスティック」という概念のもとにミニマ…

発表「駄作を愛でる/傑作を呪う」|応用哲学会年次大会あとがき

2021年5月22日㈯の応用哲学会年次大会で発表してきました。発表スライドは以下です。 「駄作を愛でる/傑作を呪う」という題目で、分析美学の「批評の哲学」にカテゴライズされるだろう内容になっています。"だろう"というのは、実際にカテゴライズされるか…

レジュメ|キャサリン・エイベル「ジャンル、解釈、評価」(2015)

キャサリン・エイベル「ジャンル、解釈、評価」(2015)のレジュメ|Abell, Catharine. (2015). Genre, Interpretation and Evaluation. Proceedings of the Aristotelian Society, 115, New Series, 25-40.

レジュメ|Moonyoung Song「美的説明の選択性」(2021)

Moonyoung Song「美的説明の選択性」(2021)のレジュメ|Song, Moonyoung (2021). The Selectivity of Aesthetic Explanation. Journal of Aesthetics and Art Criticism 79 (1):5-15.|広く認められているように、芸術作品が特定の非美的性質を持つことは…

レジュメ|モンロー・ビアズリー「批評的理由の一般性について」(1962)

モンロー・ビアズリー「批評的理由の一般性について」(1962)のレジュメ|Beardsley, Monroe C. (1962). On the Generality of Critical Reasons. The Journal of Philosophy, 59(18):477-486.

文学解釈における価値最大化理論|スティーヴン・デイヴィス「作者の意図、文学の解釈、文学の価値」(2006)

Davies, Stephen (2006). Authors' Intentions, Literary Interpretation, and Literary Value. British Journal of Aesthetics 46 (3):223-247. [PDF] スティーヴン・デイヴィスによるBJAの論文「作者の意図、文学の解釈、文学の価値」のまとめです。*1 「…