面白かった映画選2017

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 あけましておめでとうございます。ぼくです。

 年に一度、観た映画の年間ベストをまとめようという本企画も今回で4回目。2017年は就活のせいでなかなか映画観れないなーと予想していましたが、いつの間にか就活を辞めていて、たくさん観れました。合計で136本です。

 では、はじめます。

観た順。ランキング形式ではない!
数字はFilmarksにてつけた点数。
*劇場公開が今年の作品も、古いものは「旧作」扱い。

[旧作]

  1. マグノリア』(1999) ☆5.0 /// 『ブギーナイツ』(1997) ☆5.0 /// 『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007) ☆5.0 /// 『パンチドランク・ラブ』(2002) ☆4.9
  2. 『牯嶺街少年殺人事件』(1991) ☆5.0 /// 『台北ストーリー』(1985) ☆4.5
  3. 霧の中の風景』(1988) ☆4.6
  4. (審査員特別賞:『西瓜』(2005) ☆4.0)
  5. クラウド アトラス』(2012) ☆4.7
  6. 『タレンタイム〜優しい歌』(2009) ☆5.0
  7. ざくろの色』(1971) ☆4.7
  8. 『エル・スール』(1982) ☆4.7
  9. パイレーツ・ロック』(2009) ☆4.6
  10. 『炎628』(1985) ☆5.0

[新作]

たかが世界の終わり』☆4.0
『沈黙ーサイレンスー』☆4.0
ラ・ラ・ランド』☆2.5
『お嬢さん』☆4.7
『ムーンライト』☆3.5
『メッセージ』☆4.7
『オクジャ okja』☆4.2
『T2 トレインスポッティング』☆3.8
『パターソン』☆4.3
ベイビー・ドライバー』☆4.0
ダンケルク』☆3.8
『立ち去った女』☆4.9
スイス・アーミー・マン』☆3.9
『ドリーム』☆3.8
エンドレス・ポエトリー』☆4.3
オン・ザ・ミルキー・ロード』☆2.0






[旧作]


マグノリア』(1999) 
ブギーナイツ』(1997)
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)
パンチドランク・ラブ』(2002) 

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 しょっぱなからなんだこのふざけたセレクトは、と言われてもしかたがないでしょうよ。今年Filmarksで満点☆5.0を付けたのは6作ですが、50%に当たる3作がポール・トーマス・アンダーソン作品からのノミネートということで、世界の均衡が崩壊しています。

 「エンターテイナー・オブ・アメリカ」、「ポップ・カルチャーの救世主」、「現代のアンディ・ウォーホル」、とはぼくが勝手に呼んでいるのですが、PTAのカラフルさは他の追随を許さない。大抵の作品が長尺(マグは3時間、ブギとゼアは2時間半)にもかかわらず、最初から最後まで「おもしれえ……おもしれぇ……! おもしれぇよォ……!」と、アホみたいに面白がっていられる、このテンポの良さはアメリカの財産、映画界の福音に違いない。もう両手離しで、頭ごなしに褒めたくなる、そんなPTA映画。

 老若男女が入り混じってわちゃわちゃするマグノリアは文句なしに大傑作だし、デカマラ青年の成功と性交と挫折と中折を大真面目に描いたアホ映画ブギーナイツも捨てがたい。石油と閉鎖社会と宗教のドロッドロで窒息するようなゼア・ウィル・ビー・ブラッドも素晴らしい。だが、個人的にはパンチドランク・ラブが一番好きかも。「変わっている」というよりは、「ちょっと頭の弱い」バリーが、あっちへぶつかって、こっちへぶつかって……。本当に好きだ。アァ……。

 2017年12月に公開した新作『Phantom Thread』ですが、まだ配給決まってないのかな。仕事してくれ、頼む。




『牯嶺街少年殺人事件』(1991)
台北ストーリー』(1985)

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 「一番好きな映画監督は?」と聞かれたら、元気よく「エドワード・ヤン!」と答えるようになってから久しいですが、ついにやってきましたよ大本命、『牯嶺街少年殺人事件』リバイバル上映!! うぉぉぉお!! 事件だ事件だァ!!! 2017年は、これを観るために生きていたと言っても過言ではない。

 クーリンチェに対するぼくの偏愛は各所で垂れ流していて、皆さんうんざりしているかもしれませんが、改めて愛を語ります。こいつはとんでもない傑作です。

 60年代初頭の台北。マフィア並に組織化された中学生不良グループの抗争。暴行あり流血あり死人ありの、圧倒的世紀末。まさに台湾版『ゴッド・ファーザー』。悲しいぐらいピュアな男の子と、出会う男すべて狂わせるガール。これだけ動的な話にもかかわらず、台湾ニューシネマのスタイルで撮られる映像はあまりにもひっそりとしていて、白々しい。感情を煽るようなBGMは一切なく、カメラはどこまでも遠い。しかも、それが4時間ぶっ続け。生きるってのは、無音と向き合うことなんだ。『カラマーゾフの兄弟』には人生の全てが書かれているそうだが、クーリンチェはお世辞にも教訓的な映画ではない。はっきり言ってこんなの観ても、個人的な日々はなに一つ好転しない。だけど、この押し付けがましくない物語が、ぼくはひたすらに愛おしい。『カラマーゾフの兄弟』には人生の全てが書かれているそうだが、それだけじゃ足りないんだ。

 こんなマニアックな作品にも関わらず、ロングヒットになり、弐番館でも盛況を収めるなど、ようやく時代がエドワード・ヤンに追いついてきている。この衝撃は、家で借りてきたDVDを観るだけじゃ、半分も回収できないだろう。今年また上映するかどうか定かではないが、万が一あったら、みんな走るんだ。走れ、走れ、劇場へ走れ。

 ついでに(って言っちゃアレだけど)、ほぼ同時にやっていた『台北ストーリー』も、なかなかの佳作です。本当に悲しくて、やりきれない気持ちになる。リアルが”リアル”すぎて、なんも言えない。好きだぜ、エドワード・ヤン




霧の中の風景』(1988)

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 今年は、「映画」との出会いというよりも、「監督」との出会いに恵まれた一年だったように思います。なかでもイチオシが、ギリシャテオ・アンゲロプロス監督。このタルコフスキーへのリスペクトを隠そうともしない、難解・冗長・睡眠薬的作品を作りまくる頭のおかしい作家との遭遇は、今年もっとも刺激的な経験の一つだった。なんせ、『旅芸人の記録』(232分)、『霧の中の風景』(125分)、『こうのとり、たちずさんで』(142分)、『ユリシーズの瞳』(177分)、『永遠と一日』(134分)、『エレニの旅』(170分)、『エレニの帰郷』(127分)で、この監督だけで18時間と45分を捧げているので、無刺激だったと言えばおれはもう五感のない無機物よ。マグカップとか、観葉植物とか。

 一番心に刺さった作品は、霧の中の風景。これ、かなり観やすいというか、それほど長くもないし話もわかりやすいので、アンゲロプロス入門に最適だと思う。アンゲロプロス作品は、タルコフスキーの精神世界と小津安二郎の日常をゆるやかに繋げる。「曇天の日にしか撮影しない」という謎のこだわりによって、灰一色に統一された画面は、すんごい斬新で癖になる。なかなか知人で観ている人がいないので、語る相手がいなくて悲しいんだぼくは……。




審査員特別賞:

『西瓜』(2005) 

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 ここで番外編です。Filmarksはたいてい「好き嫌い」じゃなくて個人的に見た「完成度」で採点してるので、たまに「好きなんだけどなぁ〜!好きなんだけどなぁ〜!」といいつつ☆4.0ぐらいを付けてしまう作品がちらほら。

 しかし、「こんな快作を埋もれさせるのはもったいない!」ということで、急遽引っ張ってきた一作がこちら。快作というよりは、怪作です。

 改めて多く語るつもりはないので、ぼくのFilmarksレビューを御覧ください。あと、よかったら観てやってください、『西瓜』。

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https://filmarks.com/movies/29946/reviews/34515103


 現場からは以上です。




クラウド アトラス』(2012)

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 しばらく忘れていたが、「そうか、俺SF映画好きだったわ」というのを思い出した作品。『マトリックス』のウォシャウスキー姉妹ですね。6つの異なる時代(1849年、1936年、1973年、2012年、2144年、2321年)を舞台にしたオムニバス。壮大です。長いです。ドタバタします。

 全体論的な因果のもとで、輪廻転生を繰り返す人びと。散らばった話が、繋がったかと思えばまたちぎれて、どこまでも広がっていく。予算規模がすごいです。あと、ペ・ドゥナが可愛い。




『タレンタイム〜優しい歌』(2009)

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 あ、なんか思い出しただけで泣けてきた。

 ヒューマンドラマの大傑作といえば、ぼくの中ではしばらく『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』が断トツ首位を走っていたのですが、ついに追いつかれました。マレーシアのヤスミン・アフマド監督。日本で紹介されるのは初かな。

 4月に都内の某読書会で教えてもらった作品ですが、いやァ、良かった。文化祭の歌唱コンクールと、生徒それぞれが抱えるドラマ。Filmarksでは「『シング・ストリート』と『6才のボクが、大人になるまで。』を持ってきて、『ヤンヤン 夏の想い出』に落とし込んだ」と書きましたが、この”お菓子詰め合わせ”感は本当にすごい。それでいてビターなのだから、大した作品だ。

 基本的に映画観ていて泣いたことはないんですが、これは、ついに泣きました。渋谷イメージフォーラムの、夜遅くの回で、一番うしろの席で、ぼろぼろ泣いてました。ラストにかけての、あの展開はずるい。あまりにも”エモ”すぎる。なにより、劇中歌が本当に良い。必見度合いで言うと、クーリンチェにも匹敵する、素晴らしい名作です。もう一度観たい……。




ざくろの色』(1971)

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 早稲田松竹の二本立てで観たセルゲイ・パラジャーノフ監督特集。

 世の中にはいくつか「振り切れてクレイジー」な作品があって、例えばゴダール『ウィークエンド』ホドロフスキーホーリー・マウンテン寺山修司田園に死すなんかが思いつくが、本作ざくろの色』は間違いなくこの類。

 筋は有るようで無くて、動いているようで静止していて、喋っているようで何もかもが無音に包まれている。唐突に始まって、唐突に終わる。「さぁ、死ね」。コレを観おわって帰ったあと、あまりにも消化不良で胃もたれになったので、酒をあおって寝ました。観るドラッグ、とは言い得て妙だ。苦痛に感じるほどの長さでもない(71分)なので、みんなもっと気軽に観てほしい。

「そういえば、あるよ」
 1000がだしぬけに言った。そして本棚からおもむろに『ざくろの色』のVHSを出したのだ。
「観たことない?」
「あるわけないでしょ」
「ちょっとやってみる?」
「本物?」
「もちろん」





『エル・スール』(1982)

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 はい、スペインのヴィクトル・エリセ監督です。修行僧みたいにストイックで寡作な監督さん。

 80年代のいわゆる”Slow Cinema”勢とは一線を画す、独自のリアリズムを追求した作家だと思います。エリセ映画は決して”巧み”なものではなく、想像力で空を飛ぶ鳥というよりは、よちよち歩きの幼児みたいで、不器用だからこそ愛おしい。『エル・スール』で描かれる親子のすれ違いは、あまりにも普遍的で、逃げ場がない。こんなどうしようもない物語をすくい取るのは、すごく誠実な態度だと思うし、優しさなんだと思う。しんみりとしちゃうけど、本当に優しい映画なので、心の荒んだ悪人にも観てほしい。




パイレーツ・ロック』(2009)

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 PTA以外、割としんみり系が並んでしまっているので、ここで一つ明るいヤツを。ラブ・アクチュアリーリチャード・カーティス監督ですね。

 60年代イギリス、まだラジオでロック・ミュージックを放送するのが規制されていた時代。「海上から勝手に流そうぜ!」ということで、本当にそれをやってしまった人たちの半実話。一癖も二癖もあるラジオパーソナリティーたちと、60年代ロックの名曲たち……。「毎日が文化祭」みたいで、本当に楽しそう。この男子校的なノリも含めて、どちらかというと男子向けな話なのかもしれない。ロックは正義なのよ。




『炎628』(1985)

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 旧作最後のノミネートはソ連より戦争映画『炎628』。この凄惨さについては、いまだに言葉にできずにいる。

 ナチスの横暴を描いた作品は多く存在するが、「おい!酷いぞ!」と憤慨するものこそあれ、本作みたいに「あっ……ああァ……!」と言葉を失う類のものはそうそう無いのでは。映画に関する表象文化論ではたびたび「表象不可能性」が問題に上がりますが、これもまた、物語る=再現することの本質的不可能性を痛感させられるような作品です。ここまで鬼気迫る狂気は、ちょっと見たことない。

 レンタルビデオ屋には置いておらず、「幻の名作」と化していますが、みなさんDVD買ってください。ぼくは買いました。これから先、何度観返すことになるのか分からない。暗い気持ちになるのであまり観たくないが、ここにあるのは紛れもない”歴史”であって、『炎628』はどこまでも歴史に誠実な作品だ。ぼくはそんな風に思うが、あるいは全くの逆で、抑えきれない怒りが作り出した偏狭的な作品のようにも観れる。いずれにせよ、”こんなもん”は観たことない。Filmarksの平均評価が☆4.4ってあたりに、「震えて眠れ」って感じだ。






[新作]


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 今年はずいぶん映画館に行った印象です。あと、映画館でアルバイトしていました。チケットを売ったり切ったりしていると自分も観たくなってきますし、回りにも映画好きが増えたことでいい刺激になったんじゃないかと。

 何より、マーティン・スコセッシグザヴィエ・ドランパク・チャヌクジム・ジャームッシュクリストファー・ノーランエミール・クストリッツァアレハンドロ・ホドロフスキーアキ・カウリスマキの新作が上映ということで、もはや”激アツ”なんて騒ぎではない。もうこれはカーニヴァルよ。作家性のカーニヴァル

 今年は本数多めなので、あっさりまとめようと思います。お納めください。


たかが世界の終わり
 みんなだいすきドランかんとくの最新作。周囲を含めて笑えるぐらい酷評されてましたが、ぼくは好きです。初期ドランの良さなんて、まさにこれなんじゃないか。みんな『Mommy』と『わたしはロランス』しか観てないんだろ。

『沈黙ーサイレンスー』
 遠藤周作。この堂々巡りの議論は正直退屈だが、信徒がこっぴどく殺されまくるのは、一周回って見ものというか、レパートリーが抱負すぎて感心した。まぁ、対して面白くはない。

ラ・ラ・ランド
 ミュージカル嫌い代表ことボクが満を持してのラ、ラ、ランド上陸。粗探しするためだけにIMAXに課金。十分すぎるほど悪口言ったので、もう大丈夫です。『セッション』にすら見劣りする三流映画。こんな作品をありがたがる人たちって、関取が一人で餅つきをする映像を延々と2時間見せられても「おもろいおもろい」言ってそう。

『お嬢さん』
 これはたまらん。本当に面白かった。韓国のサスペンスものはなんだかんだグロいだけで、気分が悪くなって終わりのパターンが多いため、あまり好きではないんですが、そこはさすがのパク・チャヌク。なんでこんなに笑えるんだ。天才。

『ムーンライト』
 ララランドを抑えてのアカデミー賞作品賞を受賞。の割に、ここまでシンプル”つまらん”のはどういうことか。ウォン・カーウァイrespectなのは分かったから、もう一声欲しいところだった。

『メッセージ』
 SF映画では今年のベスト。あのテッド・チャン原作なんだから、面白くないわけがない。宇宙、生命、時間、言語……このおそろしく”地味”な哲学的思弁が、人によっては無理なんだろうが、ぼくにはばっちりフィットした。

『オクジャ okja』
 近年台頭してきたNetflixが満を持して送る韓国映画。このためだけにNetflixに登録し、まんまと課金し続けています。思っていたほど胸糞ではないし、カバっぽい質感のオクジャは可愛いけど、話は並だ。

『T2 トレインスポッティング
 
トレインスポッティング自体なんの思い入れもないため、始終どうでもよかった。回りの人たちは「音楽がイイぃぃいい!!」とか叫んでイッてましたが、ゆうてそんなじゃね?

『パターソン』
 ゆるい映画2017年代表。「ありふれた平凡な生活」を謳ってますが、こいつら、めちゃくちゃ恵まれてる方じゃねーか!リア充◯ね!ってのは置いといて、やっぱり気持ちよかった。ブルドッグのマーヴィンは大正義。

ベイビー・ドライバー
 よく出来てるんだろうが、あまりにも期待未満でブチ切れた。あれはちょっと大人げなかったと思う……。
 いや、やっぱ凡作だよこれ。

ダンケルク
 予告の段階でうすうす想像はできたが、まぁ、地味な映画です。とはいえ、個人的にはやっぱ正義だし、「大義であった……」って感じさ。ありがとう『ダンケルク』。

『立ち去った女』
 ちょっと異色の新作。イメージフォーラムでひっそりやっていたフィリピン映画ですが、10時間の映画とか作ってる鬼畜鬼才ラヴ・ディアスの、超短い(4時間)作品。おもろいですが、もう二度と観れない気がしてならない。何を観たんだろうか? 本当に観たんだろうか? 全部まぼろし

スイス・アーミー・マン
 ハリー・ポッターが放屁しまくる映画。思っていたほどアホじゃなかったし、ちょっと怖かった。わけわからんが、なんか好き。

『ドリーム』
 アメリカ地域文化やってる界隈で盛り上がってた作品ですが、うーん、まぁ普通かな。実話ベースだから、こんなもんか。

エンドレス・ポエトリー
 世界代表のサイコ、ホドロフスキー超監督の新作。前作『リアリティのダンス』もばつぐんに面白かったですが、軽く超えました。ジジィの野望は終わらない。

オン・ザ・ミルキー・ロード
 最後の最後、愚痴で終わらせて下さい。『ベイビー・ドライバー』以上の「ガッカリ of the year」は間違いなくコレ。ドタバタしてるだけで、もうまるでダメ。2017年の楽しい映画経験を台無しにするレベルの駄作。ぼくは悲しいヨ。


 終わった……。今年も長かったし、例年長くなってる気がする……。

 映画関連でほかに印象に残っている出来事と言えば、東京フィルメックス映画祭ですかね。ワン・ビン監督の新作『ファンさん』と、アッバス・キアロスタミ監督の『24フレーム』を観に行きましたが、どちらも微妙。特に後者は吐血レベルのつまらなさで、面白くなさすぎて面白かったです。イベントとしてはすごく新鮮で楽しかったですね。オールナイト上映には一度も行けなかったので、今年は数回行きたいところ。

 あと、上でもちらっと触れましたが、映画館でバイトしてました。本当に入り浸っていたんで、ホーム感がすごい。いま映画館行っても、「あっ、チケット売り場に椅子があるんだ。いいなぁ……」とか、「あのドリンク、作るのダルそうだな〜」とか、「ゴミ置いてくんじゃねぇよ、掃除大変だろうが!」みたいなところばっかり気になってしまう。


 タイミングが合わず観られなかった作品もちらほら。アキ・カウリスマキ希望のかなたと、ブレードランナー 2049スター・ウォーズの新作なんかは、早めに観ておきたい。

 監督単位では、アレクサンドル・ソクーロフアレクセイ・ゲルマンロベール・ブレッソンヴェルナー・ヘルツォークをまとめてチェックしたいですね。まだまだ頑張ります。

 まもなく院試なので、映画沼への復帰は2月中旬頃〜を予定しています。無事に院生になれたら、狂ったように映画を観る予定なので、乞うご期待。

 ぼくのFilmarksはこちらです

 いい年になりますように。