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自宅で“趣味”として楽しむならコーヒーよりもお茶のほうが絶対におすすめな7つの理由

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コーヒーはお好きですか? 眠気覚ましとしてたまに飲むだけという方から、毎日自分で淹れて飲むという方まで、実に多くの人々がコーヒーを楽しんでいます。近年ではサードウェーブコーヒーの流行もあり、コーヒーに対する関心が日に日に高まっているように感じます。

私もかつては自分で器具を揃え、様々なドリップ方法を試したり、美味しい豆を求めて都内を駆け巡るような生活をしていました。

しかし、ある時ふと憑き物が落ちたようにコーヒーを飲むことを辞めてしまいました。さらには、それまでコーヒーに傾けていた情熱をそのままお茶に傾けるようになったのです。もちろん今でもコーヒーは飲んだりしますが、かつてのように「コーヒーを飲むためにコーヒーを飲む」ということはなくなりました。

以下はコーヒー党だった私をお茶党にした7つの理由です。


1.お茶のほうがコスパがいい

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銘柄によって異なる味を楽しんだり、様々な淹れ方を試したり、趣味としてコーヒーorお茶を楽しむ上で、ネックとなるのはやはりコストです。

”趣味”とする以上、スーパーの安売りで売っているようなありふれた豆じゃ満足いかないのは必然でしょう。そうなると、自家焙煎のコーヒー専門店でスペシャリティコーヒーの豆を買うのが基本となってきます。

コーヒー豆の値段はお店や種類によって幅こそあれ、¥800/100g程度ではないでしょうか。20gで2cup分(150cc×2)淹れるのを基準とすると、100gで10cup、¥80/1cupといったところです。

一方でお茶は50gでも¥800、高いと倍の¥1600もします。なんだ、コーヒーよりもお茶のほうが高いじゃん、と思われるかもしれませんが、ここからがポイントです。

お茶は一回の抽出にせいぜい5gしか使いません。2cup分作るのに5gで足りるとなると、50gでは20cup、¥1600だったとしても¥80/1cupでコーヒーと変わりません。さらにさらに、お茶にはコーヒーが逆立ちしてもできない芸当として”ニ煎目以降”があるのです。我が家でよく飲んでいる烏龍茶を例に挙げると、5gの茶葉を使えば2cup分の抽出を少なくとも3回は繰り返せます! これを単位あたりに換算するとおよそ¥27/1cup。すごくないですか? 実際には4回でも5回でも、時には7〜8回使いまわしても美味しいお茶が楽しめます。ゲスな計算であることは重々承知の上ですが、コストパフォーマンスにおいてお茶がコーヒーを圧倒していることが、これで分かっていただけたんじゃないでしょうか。


2.コーヒーは賞味期限が短い

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コーヒーにしろお茶にしろ、豆や茶葉はナマモノです。新鮮であればあるほど美味しいのは基本ですね。

コーヒー通が豆を買う時、お店で挽いて粉にしてもらうのは論外でしょう。自宅でミルを使って挽きたてを淹れてこそ至高のコーヒーを作ることが出来るのです。焙煎を経たコーヒーは空気に触れ続けると酸化し、酸っぱくてありえないほど不味い飲み物と化します。そのためのタイムリミットはどれだけ長く見積もっても焙煎後1ヶ月以内。私がコーヒーにハマっていたころは、2週間経った豆ですらちょっと抵抗がありました。それほど鮮度が重要な飲み物なんです。

一方でお茶は乾燥しており、適切に保存すれば原理上半永久的にしまっておいても大丈夫です。メーカーの基準としてはだいたい1年程度なら問題なく飲めます。極端な話、湿気さえなければ10年経ったものでも美味しいのがお茶のすごいところです。プーアル茶ですとむしろ年代物、ビンテージが好まれるというワインさながらの風潮もあります。


3.お茶のほうが敷居が低い

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自宅でコーヒーを煎れるのに必要な器具はなんでしょう?

まずはコーヒー豆を挽くためのミル。ペーパードリップをされるならドリッパー(ハリオ式がおすすめです)。繊細な加水には口の細いポットも必要ですね。プレスするならフレンチプレスかエアロプレス。どれにしたってサーバーは欠かせません。Amazonで適当に買っても初期投資として¥7000は覚悟しておいたほうがいいですね。私は必需品からちょっとマニアなアイテムまでだいたい揃えました。いくらしたかはもう計算してません。

お茶はティーポットと茶こしさえあれば終わりです。もちろん、中国茶のようにたくさん器具を使う場合もありますが、あれはいわば一種の”芸”であって、味を左右するものではありません。ぶっちゃけ、コップに茶葉とお湯を淹れれば完成です。

ペーパードリップは中心から円を描くように、周りの盛り上がった部分を崩さないように、ゆっくりと一定のリズムで、n秒かけてwがwjごじぇあへあ、がl」といったテクニックも必要ありません。お茶はパンク・ロックです。


4.お茶は楽しみ方が無限大

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コーヒーもお茶も非常に奥深い世界です。極めるには何年かけても足りないことでしょう。

産地や焙煎の違いによってコーヒーの味は様々です。エチオピアのイルガチェフェは花のようにフローラルで、ケニアには野性味あふれる酸味があり、インドネシアのマンデリンには深いコクと苦味があります。スタイルに関しても最近流行りのサードウェーブ系は柑橘系の香り、良質な酸味を重視して浅煎りの豆を用いる一方で、古き好き喫茶店は「これじゃなきゃダメなんだ!」とコクのある深煎りをネルドリップやサイフォンで淹れています。

しかしカッピング(コーヒーの特徴を分析する作業)は非常に高度な技術であり、経験はもちろん、味覚・嗅覚を始めとした天性のセンスが必要とされます。鼻炎の私にはあまりにも世知辛い。正直そんなに違いが分からないのに、分かったフリをしていた部分もあります。

お茶は「お茶」と一言で言っても、日本茶中国茶、西洋茶と、多くのジャンルに分類することができます。例として紅茶を挙げると、ダージリン、祁門、アールグレイ、さらにはハーブティーフレーバーティーなど、すでにコーヒーに匹敵するほどの広い世界が広がっています。さらに例を挙げるまでもないでしょう、その楽しさは無限です。


5.毎日飲むならお茶のほうが体にいい

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私がコーヒー党を辞めた一番の理由は、常飲による体調の変化です。まず、寝付きが悪くなりました。カフェインの量に関してはどっちが多いとは断言できませんが、体感としては明らかにコーヒーの方が多く含まれているように感じます。そもそも、「眠気覚まし」として飲まれるドリンクはお茶よりも圧倒的にコーヒーですね。私は”趣味”として飲んでいたので、このカフェインは害悪以外のなにものでもありませんでした。コーヒーってそもそも名前がカフェインを連想させる。あの黒光りする液体、悪魔的な香り、考えただけで胃もたれがしてきます。お腹が弱いひとには本当におすすめできません。

お茶に含まれるアミノ酸・テアニンにはリラックス効果があり、カフェインによる覚醒効果を抑えているという説もあります。私たちは本当に小さいころからお茶に触れてきています。幼児にコーヒーを飲ませる、なんて聞いたらゾッとしますが、お茶だったら心配ない辺り、やはりお茶が日常的な飲み物として適しているのは明らかではないでしょうか。しかし、もちろん身体にあった物を飲むのが一番であって、それは人それぞれですね。ぶっちゃけ一番無難なのは白湯だと思います。


6.女の子にモテる……かも!?

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女の子はチョコレートの次に紅茶が大好きです(未検証)。遊びに来た女の子にサッとセカンドフラッシュダージリンを提供できればこっちのもんです(未検証)。もちろんコーヒー好きの女の子もいますが、たぶん紅茶派のほうが多いんじゃね?(未検証)。

お茶なら、コーヒーのように口臭を気にする心配もありません。コーヒーのついでにタバコを一服なんて最悪です。この世の終わりのような臭いがします。緑茶には口臭を消す作用すらあります。周りへのエチケットを考えるなら、やはりお茶が正解です。

それと、「お茶いきませんか?」と誘っておいてコーヒーを飲む、というなんとも違和感感じるシチュエーションの対策にもなります。実際に”お茶”を飲めばいいんです。「お茶する」のなかになんでコーヒーが入ってくるのか分からない! 誘いに乗ってくれた女の子がコーヒー飲めなかったらどうするんだ! お茶ならまず大丈夫です。さらにお茶に含まれるアミノ酸・テアニンにはリラックス効果があって……………

7.お茶好きのおっ茶ん、おば茶んにめっ茶好かれる! なん茶って!

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海外はともかく、日本で年配の方が飲む物としてはやはりお茶ではないでしょうか。日本で最もコーヒーの歴史が長いと言われているのが銀座。カフェーパウリスタ(1913~)、トリコロール(1931~)、カフェ・ド・ランブル(1948~)とそうそうたる老舗が肩を並べる街ですが、創業年からも分かる通り日本でコーヒーが飲まれるようになったのはせいぜい20世紀に入ってからです。

一方で日本史において茶聖・千利休が登場したのは16世紀半ば。お茶そのものの歴史に関しては奈良時代まで遡ります。長い歴史的バックグラウンドをもつお茶こそ、真のスタンダードと呼べるのではないでしょうか。

若いバリスタを中心としたサードウェーブは、革新的なムーブメントであると同時に古き好きコーヒー文化への対抗でもあります。前にアルバイトをしていたコーヒー豆店の店長が「あんなのはコーヒーじゃない」と悲しげにつぶやいていたのが印象に残っています。コーヒー界はまさに自分で自分の首を絞めているような状況だと感じました。そんな対立構造の中で私が選択した道は、コーヒーをやめてお茶を飲む、という第三の選択でした。まさにテーゼ・アンチテーゼに対するジンテーゼアウフヘーベンの極みです。

お茶にはそんな煩わしい派閥もなければ、攻撃性もありません。ご年配な方に好まれるのも頷けます。お茶に関する知識は就職、仕事においても役立つこと間違いなしです。たぶん。



いかがだったでしょうか。お茶が飲みたくなってきましたね!

今日からあなたもお茶党として楽しいティータイムを過ごしてみませんか?